@ryoppippi

Recap 2025

7 Jan 2026 ・ 24 min read


2025
https://git-wrapped.com/profiles/ryoppippi

もう​三が​日も​過ぎてしまったが、​2025年の​振り返りを​しようと​思う。

TL;DR

2025ヤバい

OSS

去年から​力を​入れてたOSSですが、​2025年は​飛躍の​年に​なりました。

ccusage

なんと​いってもccusage。​2026年1月6日現在で​9,600スターを​超え、​多くの​方に​使っていただけるようになった。

ダウンロード数も​本当に​信じられない​ほど​多くて​びっくりである。 わずか​2時間で​作った​OSSとは​思えない​ほど​多くの​方に​使っていただけて​感謝カンゲキ。

(ccusageその​ものの​説明に​ついては​いろいろな​場所で​話しているので​ここでは​割愛)

自分史上一番​注目された​プロジェクトであり、OIKON48さんを​はじめ新しい​出会いも​いっぱい​あり、​本当に​楽しかった。 また、​Londonの​MeetUpに​行っても​結構ccusage使ってます​!って​言ってくれる​人が​いて、​本当に​嬉しかった。 文字通り​人生を​変えてくれた​プロジェクトに​なった。

な​お、​2026年1月現在、​Claude Codeには/usageコマンドが​実装され、ccusageを​使わずとも​使用量を​把握できるようになった。 その​ため​今後は​基本的には​メンテナンスモードに​なり、​アクティビティは​減っていく​ものだと​考えている。

Star History Chart

sitemcp

その​ほかにもsitemcpが​700スターを​超えた。 4月当初に​MCPが​流行り​始めた​ときに、​ちょうど​ドキュメントを​LLMに​渡す方​法を​考えていた​ときに​サクッと​作った。 こちらも​多くの​方に​使っていただき、​本当に​ありが​たい。 自分と​しては​この​時点で​もう​700スターだし、​自分の​中では​大成功だったのだが、ccusageが​遥か上を​行ってしまった。​びっくりだー

Github Sponsorship

ありが​たいことにccusageの​おかげで​信じられない​ほどの​多くの​スポンサーに​恵まれた。 特にtoyokumo様に​Thanks OSS Awardに​選んでいただいたのは、​一つの​目標でも​あったので​とても​嬉しかった。 感謝しても​しきれない。

sponsor

2026年に​向けて

いろんな​人に​次回作を​早く​出せと​言われてプレッシャーを​かけられているのだが、​正直​何も​できてない。 OSS以外の​ことにも​時間を​割いているのが​原因である。 自分の​OSSではなく、​他人の​OSSに​ちょこちょこcontributeするのは​続けているので、​今後も​やっていきたい。

Note

最近の​contributionは​ pr.ryoppippi.com を​ご覧ください。

就職/転職

無職時代

2024年の​Recapで​「Find a new job in London」と​書いていたが、​無事達成できた。

2025年の​1月の​前半は​日本に​いたのだが、​この​時には​どうにかして​頑張って​UKで​就職する​ぞと​いう​ことを​言っていた。 これは​2024年末の​配信の​vim-jpラジオでも​話した​通りである。

この​時も​いろんな​ところに​面接を​出たり、​Londonまで​ちょこちょこ​行ったりなどして、​面接を​するも​あまり​いい​手応えは​なかった。 (日本から​Londonに​飛んで​一泊して​そのまま​面接して​Leedsに​帰るとか、​バスで​London-Leesdsを​往復したりとか、​いろいろ​大変だった​)

2月は​紹介して​もらった​日本の​会社で​業務委託と​して​リモートで​働かせていただいた。​本当に​ありが​たかった。

この​時の​大変だった​就職活動に​ついては、​こちらの​ブログに​書いてある。

Wrtnlabs

2025年3月から​6月までは​韓国の​スタートアップであるWRTNLABSで​OSS Developerと​して​働いた。 2024年の​無職時代にtypiaに​大きな​contributionを​したことが​きっかけで、​作者であるSAMCHONに​声を​かけて​もらい、​働く​ことになった。

OSSを​仕事に​できた​ことは​とても​よかったし、​Function Callingの​精度向上、​そして​続く​MCPブームへと​繋がる​技術的な​基盤を​学べたのは​とても​よかった。 実は​韓国に​移住する​話も​あったのが、​3月中は​ビザの​関係で​UKから​出られず、​そう​こうしてるうちに​リクルータ経由で​UKの​別の​会社から​オファーが​来たので、​結局​長く​いる​ことは​なかったが、​いい​経験には​なったと​思う。

StackOne

2025年6月からは​LondonのStackOneで​AIエンジニアと​して​働いている。

詳しくは前の​ブログに​書いてある​通りである。

AIエンジニアと​して​現在在籍して​半年なのだが、​色々​面白い​ことを​させて​もらっている。

  • disco.dev の​立ち上げ、​開発(MCP registry as a Service)
  • stackone ai sdk の​メンテ、​大幅な​リファクタリング
  • コア製品への​AI機能の​実装
    • chat interface
    • mcp endpoint
  • Tool Callingに​関する​研究/ベンチマーク評価
  • 社内向けAgent活用の​推進

StackOneは​とても​いい​会社で、​とても​楽しい。 9月には​1週間AirBnBを​借りて​エンジニアたちで​朝から​晩まで​開発を​する​合宿みたいな​ことを​やったりした。 また、​定期的に​offsiteも​あり、​みんなで​ワイワイできるのも​楽しい。 初めて​UKで​働く​会社だったので​不安も​あったが、​今の​ところ​みんな​優しく​本当に​働きやすい。

また​業務内容も​自分に​合っていた。​自分が​Twitterなどで​解像度​高く​AIの​技術に​関して​自分が​発信できているのは、​業務内容が​密接に​関わっているからと​いうのも​ある。

stackone offsie
StackOne Offsite 2025

Stackoneは​最近まで​ビザスポンサーを​する​資格を​持っていなかったので、​基本的には​UKに​長く​住んでいる​人しか​在籍していない​(一部​Portugalから​働いている​人は​いるが​)。 その​ため自分のような​非ネイティブの​英語話者が​少ないのが​大変では​あるが、​その​おかげも​あって​働き始めた​時よりは​大幅に​English Speaking Skillが​上がったと​思う。 リモートワークでは​ある​ものの、​朝礼に​始まって​毎日​数時間は​英語を​喋っているので、​それは​それは​大いに​鍛えられる​わけである。

本当に​初めての​UK就職と​して、​StackOneを​選んで​よかったと​思う。

おまけ

おまけ

Bun

5月末ごろに​StackOneから​オファーを​もらったのだが、​入社する​前の​1ヶ月の​間に​Claude Codeを​初めて​試し、ccusageを​リリースし、​すべてが​変わってしまった。 ccusageが​できてからと​いう​ものの、​自分が​世間に​見つかってしまい、​それまで​あんなに​就活に​苦労していたのが​嘘のように​いく​つかいろんな​企業から​お声掛けを​いただけるようになった。​本当にccusageは​偉大。

本当に​いろんな​スタートアップから​国を​問わず​声を​かけていただいたが、​StackOneを​上回る​ものが​ところなかったので、​面接などに​完全に​コミットする​ことは​そこまでなかった。 ただ​一つの​会社を​除いて。

ある​日いきなりBunの​リクルーターから​Linkedinの​DMで​連絡を​もらって、​すぐに​CEOの​Jarredと​話すことになった。 ご存知の​通り、​自分は​Bunが​大好きだったのだが、​いきなりSFに​いる​会社が​俺に​声を​かけてくるなんて​絶対に​スパムだったと​思っていた。 しかし​実際に​本人が​出てきて​驚いた。

とりあえずオフィスに​行くように​言われたので、​7月の​頭に​Bunの​オフィスに​行った。​オフィスに​行くと​滞在最終日のSOSUKESUZUKIが​居て本当に​驚いた。 (ホテルから​オフィスに​向かう​途中に​リクルーターから​他の​日本人が​来てると​言われた。​絶対sosukesuzukiだと​思ったが​やっぱり​そうだった​) 彼は​オファーを​もらい、​そのまま​Bunに​入社する​ことになった。​本当に​おめで​たい。

彼が​日本に​帰国する​日の​朝、​ホテルで​一緒に​朝食を​食べながら​いろいろ​お話を​したのは​とても​懐かしい。​あの​時間は​本当に​楽しかった。

NDAも​ないし公開されていた​ポジションでは​あるし、​もう​時効だと​思うので​書いてしまうが、​当時は​Bunは​収益化を​模索していた。​特に​Jarredは​AIを​使った​収益化に​強い関心を​持っていた。​その​ため僕が​呼ばれた​ワケだった。

その​後​数日オフィスに​滞在し、​いろいろ​機能開発を​したりディスカッションしていた​ものの、​最終的には​微妙に​ミスマッチだなと​いう​ことで、​お話が​なくなった。 当時は​とても​悔しかったし友人たちにも​大いに​泣き言を​言っていたのだが、​今に​なってみれば​そういう​こともあるだろうと​思う。

Bunで​働いている​多くの​友人た​ちができ、​今でも​交流が​あるのは​とても​嬉しい​ことである。 何より​憧れだった​Bunの​オフィスに​行けたのは​本当に​嬉しかった。

bun office
最終日の​ @sosukesuzuki と​ Bunオフィスにて

そして​話は​ここで​終わらない。

10月ごろに、​自分が​呼ばれた​AI Product Engineerの​ポジションが​closeされた​ことを​耳にした。 とは​いえ、​収益化は​長期的には​必要だろうし、​どう​いう​風の​吹き回しなんだろうと​当時は​思っていた。 しかし​それも​つかの​間、​12月にBunは​Anthropicに​買収され、​収益化を​自分たちで​目指す必要は​なくなったのだ(なんで​よりに​よって​Anthropicなんだよぉぉぉぉ、と​newsを​見た​時には​思った)。 もし​自分が​Bunに​入社していたら、​間接的にccusageも​Anthropicの​一部に​なっていた​可能性も​あるわけで、​そう​考えると​面白い​なと​思う。

今は​完全に​笑い話に​なっているが、​2025年で​思い出深かった​事柄の​一つなので、​ここで​供養させて​もらう。

bun ex

生活

UK就職の​タイミングとccusageの​リリースの​タイミングが​ほぼかぶっていた​ため、​9月までは​仕事と​開発の​両立が​本当に​大変だった。 特に​8月や​9月は​朝9時に​起きて​仕事を​こなし、​夕方の​18時頃から​朝の​3時までccusageを​メンテすると​いう、​かなりの​生活崩壊サイクルを​送っていたのだが、​それも​またいい​思い出に​なるだろう。

また​(妻に​おんぶに​だっこでは​あった​ものの)、​今年は​引っ越しも​2回したので​とても​大変だった。 とは​いえLondonに​30分ほどで​行ける​場所に​引っ越せたのは​とても​よかった​(交通費は​びっくりする​ほど​高いのだが​…)。 これでもっと​Londonに​行く​頻度が​増えそうである。

妻も​自分も​UKで​就職を​果たしたので、​2026年は​もう​少し​落ち着いた​生活を​送りたいと​思う。

Twitterの​Followerも​1,200人ほどだったのが​もう​すぐ​5,000人に​届きそうで、​多くの​方に​ryoppippiが​見つかってしまった…。

発表

今年は​オンラインでの​登壇を​1回、​10月から​11月に​日本滞在の​タイミングで​リアルでの​登壇を​5回した。

また、​YouTubeに​いく​つか出させて​もらった。 ちや​ほや​していただいて​本当に​ありが​たい。

詳しくは​日本滞在時の​ブログを​参照して​ほしい。

(サポートしていただいたTOMOYAさんいつも​ありがとう​ございます)

最近​出演した​ものは​ Youtube の​再生リストに​まとめて​あるので、​是非とも​ご覧ください。

https://www.youtube.com/playlist?list=PLWGCczNC6JbWsgyb0q5McgpdcAWnLxeii

動画内でも​公言しているのだが、​元々TECH WORLDの​ヘビーリスナーだったので、​この​タイミングで​出演できたのは​本当に​嬉しかった。 2026年も​いっぱい​出たい。

その​他

Coding (Claude Code + Aqua Voice)

5月末に​Claude Codeを​使い​始めてから​全てが​変わってしまった。 本当に​パラダイムシフトと​いうのは​こういう​ことを​言うのだなと​実感した​1年だった。

1月は​Copilotと​Neovimで​コードを​頑張って​書いていたのだが、​Claude Codeを​使い​始めてからは​ほとんどを​Claude Codeが​書き、​それを​元に​Neovimで​微調整する​スタイルに​変わった。 特にccusageの​開発は​ほとんど​Claude Codeに​任せていたと​言っても​過言ではない。

2026年1月現在、​Codingを​する​ときは​基本的に​Claude Code + Aqua Voice の​組み合わせで​やっている。 思ったよりも​早い​未来が​来て​本当に​びっくりした。

そして​ Figma MCP + Claude Code の​組み合わせに​代表されるように、​frontendの​markup開発も​大幅に​スピードアップしている。 2026年は​どうなってしまうんだろうか。

ちょっと​興味深いのは、​ Claude Codeが​きっかけで、​ 世間が​TUIに​対して​興味を​持ってくれた​こと。​なので、​この​数年間、​ Neovimを​中心に​ターミナルで​やってきた​自分の​セットアップが、​ めちゃくちゃ​生きる​ターンに​なってきたのは​とても​面白いと​思う。

Nix

2025年11月​終わりに​dotfilesを​Nix化した。 某VIM-JPで​散々​言われていた​「nixやっていないのは​ryoppippiだけ」と​いう​ミームに​終止符を​打つことが​できた。

その​後​自分の​メンテしている​OSSでも​順次Nix/Flakesを​導入している。 プロジェクトに​必要な​依存関係が​ディレクトリに​入ると​すぐに​有効化される​体験は​もの​すごく​便利な​ものであり、​な​おかつ​ビルドも​安定しているので​本当に​素晴らしい。​今年移行して​大満足だった​ものの​一つである。

(TECH WORLDの​ベストバイ動画で​Nix紹介すれば​よかった​w)

Switch2

10月に​日本に​いる​タイミングで​Switch2を​購入した。 これが​本当に​最高である。

やってる​ゲームは​結局スマブラなので、​ソフト自体に​新しい​ものは​ないのだが、​処理能力が​上がった​結果、​本当に​サクサク動く。 ソフトの​起動時間や​待たされる​時間などが​体感半分以下に​なったので​本当に​ストレスが​なくなった。 また、​LANポートが​ドックに​内蔵された​ことに​より、​スリープから​復帰した​後の​ネットへの​再接続が​比べ物に​ならない​ほど​早くなった。

並行して​最近は​エアライダーを​やっているのだが、​本当に​楽しい。

iPhone Air

iPhone Airも​購入した。 iPhone 13からの​乗り換えだった​(14が​出た年に​あえて​買った​13)。

iPhone Airは​軽くて​薄くて​本当に​最高である。 デザインも​素晴らしいし、​本当に​軽いし、​もう​それだけで​大変満足である。

望遠の​カメラが​ついてない​ことが​一番の​不満であるが、​それ以外は​基本的に​欠点と​いう​欠点を​見つけられない。

薄い、​軽い、​dynamic islandが​ある!

iPhone XSも​デザインが​お気に​入りだったが、​個人的には​それに​匹敵する​ほどの​お気に​入りである。

2026年に​向けて

2025年は​本当に​激動の​年であった。 2026年も​この​勢いを​殺さずに​さらに​飛躍の​年に​したいと​思う。 すでに​いく​つか​仕込みは​しているので、​続報を​お待ちください​!

またもっと​Youtubeに​出ていきたいなと​思っている。​機材を​少し​Black Fridayで​買ったので、​始められると​いいなと​思いつつ、​ここら辺は​完全に​時間の​問題である。

(OSSの​次回作マジで​どうしようかなぁ…​)

次の​OSSの​アイデアが​今ないんだよね。​今年前半に​ドメインまで​取って​温めてた​アイデアが​複数あるのだが、​形にしようと​している​間に​割と​陳腐化してしまった​(それこそsitemcpもすでに​陳腐化していると​思う​)ので、​もう​一度​ゼロベースで​考え直す必要が​ある。 移り​変わりが​早すぎる。

2026年も​おもしろコンテンツと​しての​ryoppippiに​是非とも​ご期待ください。

P.S.

そう​いえば​2025年中に​仕込んでいた​事柄の​うち、​一つは​すでに​公に​なりました。

それが​Software Design 2026年2月号での​執筆です。

「Vibe Coding完全攻略」​特集の​第3章を​担当させていただきました。 初めて​商業誌での​執筆を​させていただき、​とても​光栄です。

是非とも​書店で​お買い​求めください​!!

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