OSS開発者としてUK Global Talent Visa(Exceptional Talent)を取得した

9 Aug 2026 ・ 49 min read ・


TL;DR

この​ブログは​長いので​興味の​ある​ところから​読んで​ほしい。

申請手順ではなく、​自分が​何を​出したのかと、​そこに​至るまでの​キャリアを​書く。

Caution

この​ブログは​法的アドバイスではない。​制度の​情報は​2026年8月時点の​もので、​条件も​金額も​処理時間も​変わる。​実際に​申請する​ときはGOV.UKで​最新の​情報を​確認して​ほしい。

AIの​利用に​ついて
  • 構成の​整理と​文章の​推敲に​ChatGPT、​Claude、​Grokを​使った。​公開情報の​検索には​Exaも​使った。​最終的な​内容と​表現は​自分で​確認した。

  • 申請時点の​通過見込みは​GPT-5.5と​Claude Fable 5​(7月以降の​nerfされた​バージョン)に​独立して​推定させ、​近い値を​採用した。​グラフも​Fableと​作った。

  • 珍しさの​フェルミ推定は​GPT-5.6 Sol​(max reasoning)で​行い、​Claude Fable 5に​レビューを​依頼した。

  • 本文の​数値と​制度上の​説明は​一次​資料で​確認し、​出典を​付けた。

海外生活と​ビザ

日本で​暮らしていると​ビザに​ついて​考える​ことは​ほとんどない。​UKに​住むと​滞在できる​期間も​働き方も​ビザで​決まる。

ビザは​何かに​紐づいている。​雇用主スポンサー型の​ビザは​雇用主に、​dependant​(帯同)​ビザは​パートナーの​ビザに​紐づく。​転職や​レイオフ、​家族の​事情を​考える​ときにも​ビザの​期限が​ついて​回る。

自分は​2022年から​妻の​ビザの​dependantと​して​UKに​いる。

当時は​日本の​会社の​リモートワークで​食べていて、​UKで​働く​予定も​なかった。​一番​簡単で​自由度の​高い​dependant visaを​深く​考えずに​選んだ。

生活に​問題は​なかったが、​UKに​いられるのは​妻の​ビザの​おかげだった。​Global Talentなら、​妻や​勤務先ではなく​自分の​実績を​基に​滞在できる。

Global Talent Visaとは

UKのGlobal Talent Visaは​科学、​工学、​医学、​デジタルテクノロジー、​芸術などの​分野で​leaderまたは​potential leaderと​して​endorseされた​人向けの​ビザだ。

ビザと​しての​自由度

GOV.UKの​説明だけ​見ても、​自由度は​かなり​高い。

  • job offerも​スポンサー企業も​要らない

  • employee / self-employed / company directorと​して​働ける​(なんなら​起業も​できる​)

  • 仕事を​変えても​辞めても、​Home Office(内務省)に​知らせなくていい

  • 家族を​帯同できる

  • 最長​5年まで​期間を​選べて、​延長も​できる

  • 最低給与要件も​英語要件も​ない

  • 3~5年で​ILR​(永住)を​申請できる

働く​ための​ビザは​雇用主や​スポンサーに​紐づくのが​普通だ。​どこにも​紐づかず、​自分の​実績だけで​申請して​住める。​この​形は​かなり​珍しい。

Exceptional Talentと​Exceptional Promise

申請の​形式は​よく​似ている。​どちらも​推薦状3通と​CV、​基準を​満たす証拠を​最大10点提出する。​ビザを​取った​後に​できることも​変わらない5。​ただし、​難易度は​同じではない。

Exceptional Talent Exceptional Promise
必須基準が​求める​認識 分野のleading talent 分野のpotential talent
証明する​こと すでに​リーダーである 将来リーダーに​なりうる
想定する​キャリア段階 5年超が​目安 5年未満が​目安
証拠の​例 受賞、​登壇、​メディア掲載、​OSSへの​significant engagement 学業成績、​innovativeな​プロジェクトへの​貢献
ILR​(永住)まで 3年 5年
通った​人に​占める​割合6 37% 44%

割合は​全分​野の​調査回答者ベースで、​残り19%は​区分不明。

自分は​technology分野で​5年を​超えていたので​Talentで​申請した7

ここで​いう​「リーダー」

ここで​いう​leaderは​組織の​リーダーとは​限らない。​部下の​人数や​役職ではなく、​仕事が​digital technology分野に​与えた​影響や​外部からの​評価も​見られる8

自分も​people managerではないしfounderでもない。​OSSを​作っている​一人の​エンジニアだ。​それでも​OSS、​登壇、​メディア、​実務、​推薦状を​通じて​分野の​leading talentと​して​認められた。

申請フロー

申請は​2段階に​分かれる。

  1. Stage 1: endorsement — 分野の​endorsing bodyに​「リーダーと​して​認識されているか」を​審査して​もらう。​決定の​公式目安は​5〜8週間3

  2. Stage 2: ビザ申請 — endorsementを​得てから​Home Officeに​申請する。​ここで​見られるのは​通常の​ビザ要件で、​才能の​審査は​Stage 1で​終わっている

この​ブログで​「審査」と​書くのは、​ほぼ​すべて​Stage 1の​話だ。​担当する​endorsing bodyは​分野ごとに​異なる​(一覧)。

分野 endorsing body
Academia or research science / engineering / humanities / social science / medicineの​各endorsing body
Digital technology Tech Nation
Arts and culture Arts Council England
└ Film and television PACT
└ Fashion design British Fashion Council
└ Architecture RIBA
└ Design industry Design Business Association
prestigious prizeの​受賞者 endorsement不要

制度は​変わり続けている。​たとえば​graphic design、​brand design、​product design​(工業デザイン)には、Design industryの​専用ルートが​できた​(2026年7月1日開始)4

自分が​申請したのはDigital Technology routeで、Tech Nationから​endorsementを​受けた。

何を​満たせばいいのか

要件は​区分共通だ。​自己評価ではなく、​外部から​確認できる​証拠を​出す17

  • MC(mandatory criteria・必須基準)​: Talentなら​「leading talent」、​Promiseなら​「potential talent」と​して​認識されている​こと

  • OC(optional criteria・選択基準)​: 4つ​(innovation / 職務外の​貢献 / 企業での​重要貢献 / 研究)18の​基準の​うち2つを​満たす必要が​ある

  • 推薦状3通: ​その​分野の​専門家に​書いて​もらう23

  • 証拠は​最大10点: この​証拠で​MCと​選んだ​OC2つを​証明する

会社の​売上や​調達額だけでは​自分の​実績に​ならない。​自分が​どう​貢献したかを、​自分の​名前に​紐づく​証拠で​示す必要が​ある。​社名や​肩​書きだけでは​足りない2019

そこで​OSSが​効く。​個人の​名前に​紐づき外から​確認できるからだ。​Tech Nationも​open source codeを​証拠の​例と​して​明記している21。​登壇、​メディア、​受賞も​同じだ22

どの​くらい​難しいのか

Tech Nationの​直近の​承認率は​約14%​(2025-26)で、​1年前の​約27%から​ほぼ​半減した​(954/3,590 → 587/4,087)2529。​7人に​1人しか​通っていない。​2020/21年度は​50%だった24

自分が​提出したのは、​開示された​中で​最も​承認率の​低い​年度が​終わった​直後の​2026年4月だった。

Tech Nationの​公式ガイドにも、​基準を​満たせば​必ず​通る​チェックリスト方​式ではなく、​審査パネルが​申請全体を​判断すると​書かれている30

難しい​ビザでは​ある。​ただし従業員と​しての​実績も​職務外の​OSSも​使える。​他分野の​endorsing bodyとの​比較は追記に​置いた。

ILR

この​ビザは​ILR​(indefinite leave to remain、​永住)までの​期間も​短い。​Tech Nationの​Exceptional Talentなら​3年、​Promiseでも​5年で​申請できる9

ILRを​取ると​何が​嬉しいのか。​ビザの​期限と​更新から​解放されるのが​本体だが​金銭面で​最も​大きいのは​immigration health surcharge​(IHS)だ。​UKの​ビザは​NHSを​使う​ための​料金と​して​年£1,035を​ビザの​年数分まとめて​前払いする​(5年なら​£5,175、​家族は​人数分)10。​ILRに​IHSは​なく​以後​この​支払い​その​ものが​なくなる。

日数の​管理からも​解放される。​ILRまでは​原則と​して​12か​月​あたり180日までしか​UKの​外に​いられず、​渡航の​たびに​日数を​数える​ことになる。​うちでは​妻が​几帳面に​カウントしてくれていた。​ILRの​後は​この​計算が​要らなくなる11

しかも​標準ルートの​ILRは、​5年から​10年へ​延ばす方​向で​改革が​進んでいる​(まだ​施行前)12。​5年でも​長いのに​10年は​さすがに​長い。​その案でも、​Global Talentは​3年の​fast-track側に​置かれている。​UKで​働く​定番のSkilled Worker(雇用主スポンサー型。​差は追記に​まとめた)とも​違う。

な​ぜ​取ったのか

dependantでも​自由に​働けたので​転職の​ために​取ったわけではない。​二人で​支え合って​暮らしていくには​自分も​独立した​ビザを​持ちたかった。​そう​すれば​夫婦で​何かが​あった​時も​お互い​助け合う​ことができる。

いまはRorkで​働きながら​OSSも​続けているが、​ずっと​同じ​会社に​いるとは​限らないしこの​先何が​起こるかも​分からない。

出口が​近いのも​大きい。​この​ビザは​3年で​ILR​(永住)に​届く。​自分の​実績に​基づく​在留資格で、​安心して​UKに​住み続けられる。

Rorkに​勧められて​初めて​この​ビザを​知った。​やってみる​ことにした。

自分の​申請

何を​出したのか

実績の​中心に​あったのは​間違いなく​ccusageだ。

ccusageは、​Claude Code / Codex / Gemini CLIなどの​AI coding agentの​利用量や​コストを​可視化する​OSSで、​2025年に​大きく​伸びた。​提出時は​約12.9k starsだった​(2026年現在は​約17.8k)。

ほかに​出したのは​次の​実績だ。

何が​良かったのか

Tech Nationからは​結果しか​返って​こなかった。​なぜ​通ったのかを​自分なりに​AIと​分析した。

ccusageは​コードを​公開しただけではなかった。​利用者、​issue、​PR、​派生ツールが​増えていて、​Tech Nationが​open source codeの​目安と​して​挙げる​significant engagementを​数字で​出せた21

OSSの​外にも​自分の​名前が​残っていた。​登壇ページと​動画、​メディアの​記事、​受賞ページ、​仕事の​オファーも​あった。​どれも​ccusageの​作者と​して​外から​確認できた。

OSS maintainerでも​不承認に​なった​公開例は​ある31。​Tech Nationが​見るのは​maintainerと​いう​肩書きだけではない。

20代の​最後に​一発逆転した

20代は​だいたい​苦労していた。​大学に​入るまで​パソコンは​禁止されていて​コードを​書き始めたのも​遅い。​最初に​勤めた​スタートアップの​給料は​大学院の​学費と​家賃を​払うと​何も​残らなかった。​博士課程にも​進んだが​博士号は​諦めた。​UKに​来たら​日本で​積んだ​人脈は​ほぼリセットされた。​2024年には​無職に​なった。​UKで​最初の​仕事を​得るまでの​半年強で​533件の​ポジションに​応募した。

その​間に​やっていた​OSSや​登壇は​ビザの​ためでも​一発逆転を​狙った​ものでもない。​おもしろそうだから​手を​動かした。​人前で​話すのが​好きだから​登壇した。​ccusageもClaude Maxプランで​どれだけ得しているか​見て​ニヤニヤする​ために​作った​CLIで​最初の​実装は​2時間だった。

当時は​面白いと​思って​やっていた​ことが、​あとから​繋がった。​別に​予期していたわけでも​ないし、​そも​そも​ビザに​繋がるとも​思っていなかった。

グラフに​示した​通過見込みは、​申請時の​実績を​後から​見て​自分で​推定した​もの​(Tech Nationの​採点ではない)。

  • 中央推定(左軸)
  • 高め
  • 低め
  • ccusage stars(右軸)
  • 提出後(審査対象外)

 

矢印キーで時点を移動できる。詳しい値は直後の表にも掲載している。
申請時点ごとの通過見込みとccusageのstar数
時点(年/月)低め中央高めccusage stars備考
'23/10(経験5年超5%12%22%最初のスタートアップ(〜'23/6)+ 受託期。5年超なので、区分の目安ではTalent側になる
'24/4(転換期4%11%20%RA契約終了。雇用面では不安定だが、OSS蓄積期に入る
'24/11/23(OSS蓄積・英語登壇6%15%26%新規16本・typia英語登壇 → 面接に変換
'25/3(WRTN8%17%28%typia貢献の就職変換
'25/5/29(ccusage公開9%17%28%ほぼ0OSS誕生。StackOneのオファーから入社までの約1か月で作った。ただし公開時点では採用実績なし。同日にZennで紹介記事を公開
'25/6/18(ccusage 1K18%29%41%~1K20日で1K stars、24K downloads、44 releases。海外contributorやGUI/Raycast派生が生まれ、単なる公開からコミュニティ採用へ移行。前職を退職して次の入社を待つ間だった
'25/6/23(StackOne入社22%34%46%~1.9K英国企業に現地就職UKのproduct-led technology companyに評価されたこと自体が市場検証で、後の実務がそのまま申請の証拠を支える。ただし入社直後で本人のimpactはまだ限定的
'25/7末(ccusage 5K30%43%55%~5K約5K stars。「ccusageの人」として明確になる
'25/10/16(TOYOKUMO36%50%62%~8.2KThanks OSS Award 2025年度下半期(7〜12月)に選出。企業がプレスリリースで受賞者を公表しており、自己申告ではない実績
'25/10/17-11/2(日本イベント47%63%74%~8.5K登壇5本。開発者コミュニティの中で認知が広がった
'25/12(YouTube公開54%69%79%~8.8K証拠に出したのはTECH WORLD×2本、他媒体を含めて計5本。コミュニティの外にも届き、後から誰でも見られる形で残る
'26/1(Rorkオファー65%78%87%~9.5KFounding Engineerのオファー。いまの市場が本人をいくらで採るかという、最も直接的な評価
'26/1/17(Software Design 2月号68%80%89%~9.6K商業誌の第1特集に寄稿。出版社が執筆を依頼した、第三者による専門性の評価
'26/2(Rork Max72%83%91%~10KRork Maxローンチ。3日でARR $1.5M
'26/3(推薦状3通77%87%93%~10.9K新しい実績ではなく、それまでの実績の意味を別の立場の第三者が説明する
'26/4/20(提出79%88%94%~12.9K書類が揃って提出。ここで確率は凍結し、以降のstarは審査対象外
'26/5/29(15K突破凍結~15K公開からちょうど1年
'26/8/9(現在凍結~17.8K提出時の約12.9Kから+4.9K。増加分は審査対象外
通過見込みはLLMに推定させた値で、実測値ではない。提出書類の構成や審査戦略を示すものでもない。推定方法は冒頭のdetailsを参照。

仕事が​ない​間も​OSSは​書き続けた。​2024年は​それまでの​人生で​最も​OSSの​コードを​書いた​年だった。​この​時期の​OSS活動、typiaへの​貢献、NeovimConfでの​登壇が​後の​キャリアの​下地に​なった。

Recap 2024 | blog | ryoppippi.com
Portfolio of @ryoppippi
ryoppippi.com

UKでの​就職活動に​ついては、​以前の​ブログに​まとめている。

半年強で​533ポジションに​応募して​やっと​UKで​エンジニア就職を​果たした​話 | blog | ryoppippi.com
Portfolio of @ryoppippi
ryoppippi.com

2025年に​ccusageを​公開すると​急速に​伸びて​状況が​変わった。​ここで​初めて​「自分は​何の​人なのか」を​外部から​説明しやすくなった。

2025年5月末から​7月末に​かけて​starは​ほぼ0から​約5Kまで​伸びた。​日本滞在中は​starの​伸びが​鈍化したが、​ccusageを​きっかけに​いく​つかの​イベントに​呼んで​もらい、​YouTubeや​技術メディアにも​出た。​いろんな​人と​ccusageの​話が​できるのが​ただ嬉しかった。

2025年10-11月東京滞在 | blog | ryoppippi.com
Portfolio of @ryoppippi
ryoppippi.com

その​後Rorkに​入社した。​申請を​始めたのは​入社後だった。

UK企業から​やっと​最初の​オファーに​ありついたのは​2025年5月末だった。​ccusageが​生まれたのも​同じ月だ。​その​1年後、​「分野の​リーダーと​して​認識されているか」の​審査を​通った。

正直Promiseではなく​Talentで​通ったのは​かなり​嬉しかった。​将来性だけではなく​それまでに​積んだ​キャリアを​leading talentと​して​認めて​もらえたからだ。

申請スケジュール

2026年 できごと
1月末 準備開始
4/20 Stage 1: endorsement申請の​全書類を​Home Officeへ​提出
5/10 Home Officeが​申請を​Tech Nationへ​回付32
6/5 Exceptional Talentと​して​endorsement承認
6/7 Stage 2: ビザ申請
6/9 biometrics​(指紋・顔写真)
8/9 ビザ承認

Stage 1は​提出から​承認まで​46日だった。​公式目安の​5〜8週間3の​範囲内だが、​下限の​5週間は​超えている33。​Stage 2も​申請から​承認まで​9週間かかり、​UK国内からの​申請の​公式目安である​8週間34を​超えた。​目安を​過ぎても​連絡が​ない間は​精神的に​きつかった。

おわりに

自分は​ただコードを​書くのが​好きな、​どこに​でも​いる​ごく​普通の​パソコン大好きオタクだ。​とりあえず​面白いと​思う​ものを​作り続けてたらいく​つかが​バズり、​目立ちたがり屋なのが​功を​奏して​メディアや​登壇に​呼んで​もらえた。​ 大企業に​いたわけでも​スタートアップの​創業者でもない。​でも​好きな​ことを​やり続けていたら​それまでの​点と​点が​全部​結び​ついて​この​ビザに​繋がった。

20代を​通して​将来が​見えず​毎日もが​いていた。​最後の​最後に​自分の​OSSと​キャリアが​こういう​形で​評価された​ことが​素直に​嬉しい。

これからも​自分は​モノを​作り続けて​楽しんでいけたら​いいなと​思っている。

そして、​この​ブログが、​海外に​興味が​ある​人、​OSS大好きな​人、​そういう​人に​とって​参考に​なれば​幸いである。

謝辞

  • 妻: イギリスに​連れてきてくれた。​結果​的に​自分の​キャリアも​大きく​広がった。​渡英してから​4年間、​妻の​ビザの​おかげで​UKに​滞在できた

  • 推薦状を​書いてくれた​3名: それぞれ別の​場所で​自分の​仕事を​見てくれていた。​3名は​互いを​知らないが、​違う​角度から​自分の​キャリアを​評価してくれた

  • yasunori projectの​皆さん​: UKでの​就活を​始める​きっかけを​くれた。​ここで​切磋琢磨しなければ​今の​仕事も​この​ビザも​なかった

  • Rork: この​ビザを​教えてくれた。​言われなければ、​知らないままだった

  • TECH WORLD: 声を​かけてくれた。​動画は​コミュニティの​外にも​届いた

  • ccusageの​contributorと​ユーザー: star、​issue、​PR、​派生ツールまで、​たくさんの​人に​使って​もらった。​ありがとう


追記

ここからは​調べた​数字も​まとめて​おく。​自分が​申請した​ときに​近い​ケースが​見つからず、​結局​かなり​調べる​ことになった。​次の​人が​同じ​調査を​するのも​無駄なので​全部​置いておく。

渡英時の​選択肢

いま振り返ると​渡英時には​ほかの​選択肢も​あった。

本文の​とおり、​当時は​一番簡単で​自由度の​高い​dependantを​選んだ。

他分野の​承認率

承認率は​いずれも​Talentと​Promiseの​合算。​区分別の​内訳は​開示されていない。​Tech Nation以外は​対象期間が​違うので​単純比較は​できない。

endorsing body 分野 直近の​承認率 2020/21年度24
Tech Nation Digital technology 約14%(2025-26)25 50%
UKRI 研究全般 26 98%
Royal Society 自然科学 84%
British Academy 人文・社会科学 82%
Royal Academy of Engineering 工学 71%
(学術系4bodyの​合算) 約87%​(2024-25)27 約84%
Arts Council England Arts and culture 約76%​(〜2023・累計)28 89%

どの​くらい​珍しいのか

OSSを​軸に​Talentを​取った​人の​統計は​ない。​自分に​近い​ケースが​どの​くらい​珍しいのか、​2025年を​基準に​3つの​仮定で​フェルミ推定した​(前提は​後述)。

対象 年あたりの​規模 対象期間・出典
UKへの​長期移住者全体 約81.3万人 2025年・ONS
Global Talentの​ビザ発給​(全分​野・dependant含む) 6,655件 2025年・Home Office
うちmain applicant 3,904件 2025年・同上
Tech Nationの​Digital Technology endorsement 500人以上 2024年までの​10年平均・Tech Nation

発給件数を​単純に​比べても、​Global Talentは​UKへの​長期移住者全体の​1%にも​満たない。​main applicant分は​3,904件で、Digital Technology routeは​さらに​その​一部に​なる。

年間の​発給数は​2020年の​1,036件から​2023年の​7,360件まで​伸び、​そこからは​横ばいに​なっている​(2024年6,689件、​2025年6,655件)。

年平均500人の​前提

2020年2月までの​前身である​Tier 1 (Exceptional Talent)には​年間の​上限が​あった。Home Officeの​impact assessmentに​よると​撤廃直前で​年2,000人​(Tech Nationへの​初期割当は​200人)。​実際の​発給は​さらに​少ない。​同じ​Home Officeの​データでは​2014年に​120件、​2019年でも​1,172件​(5つの​endorsing body合計)。​累計5,000人以上は​明らかに​後半の​年に​偏っている。

Digital Technology routeは​著名な​ソフトウェアエンジニアだけを​対象に​した​制度ではない。Tech Nationの​レポートに​よると​過去10年間に​endorseされた​人の​4人に​1人が​founderで​3人に​1人が​software engineering skillsを​持つ。​founder / CTOと​しての​事業実績を​軸に​評価された​人も​相当数いる。

本文で​触れた​とおりOSSも​Exceptional Talentの​実績と​して​想定されている。​海外には​OSSの​maintainer実績を​重要な​証拠と​して​Exceptional Talentを​取得した公開例も​ある。

そのうえで、​2024年までに​endorseされた​5,000人以上を​出発点に、​自分に​近い​条件を​重ねてみる。

絞り込み 推定人数​(自分​含む) 計算
Digital Technology routeで​endorseされた​人 5,000人以上 Tech Nationの​公開値​(補足2参照)
うちsoftware engineering skillsを​持つ人 1,700人以上 × 1/3​(補足2参照)
うちExceptional Talent 500〜850人程度 × 30〜50%​(補足3参照)
うちOSS / developer toolingが​主要な​実績 25〜170人程度 × 5% / 10% / 20%​(補足4参照)
うち20代 3〜40人程度 × 10〜25%​(補足5参照)
うち日本国籍 少なくとも​1人​(自分) × 約0.8%​(補足6・7参照)

表の​後​半ほど​不​確実性は​大きい。​それでも​Digital Technology / Exceptional Talent / software engineering / OSS・developer tooling中心 / 20代 / 日本国籍と​いう​条件まで​重ねれば​かなり​小さな​集団に​なる。

日本語の​Global Talent体験記は​いくつか​ある。​ただ​その​多くは​ILRまで​「5年」と​書いている。​5年なら​Promiseの​可能性は​あるが、​記事の​記述だけでは​区分は​分からない。​founderと​して​Exceptional Talentを​取った​日本人の​例は​メディア記事で​確認できる35。​founderではなく​OSS中心の​実績で​Talentを​取り、​背景を​日本語で​詳しく​公開した​事例は​見つから​なかった。

推定の​前提と​出典
  1. 1つ目の​表の​数字: 年単位に​そろえているが、​数える​対象が​異なる​ため同じ​母集団を​順に​絞った​ファネルではない。​81.3万人は​12か​月以上​UKへ​移動した​人の​推計。​6,655件と​3,904件は​詳細データセットVis_D02の​Global Talent発給数を​集計した​もので、​Digital Technology以外の​分野も​含みUK内での​切替・延長は​含まない​(2025年以降は​暫定値)。​500人以上は​Tech Nationの​10年累計5,000人以上を​単純に​10で​割った​年平均で、​本文の​とおり実際は​後半の​年に​偏っている。

  2. 5,000人以上​ / 3人に​1人: どちらもTech Nationの​2024年レポートに​よる​「過去10年」の​累計。​レポートの​公開が​2024年なので、​おおむね2014〜2024年に​あたる。​2つ目の​表も​この​10年の​累計で、​年あたりではない。

  3. Exceptional Talentの​30〜50%: Home Officeの​Wave 2調査では、​取得者の​調査回答者4,025人の​うちExceptional Talentは​37%​(Promise 44%、​区分​不明19%)だった。​ただし​これは​Tech Nation単独の​公式内訳ではなく、​全e​ndorsing bodyを​含む回答者構成であり、​software engineering層に​限定した​比率でもない。​その​ため37%​その​ものではなく​30〜50%の​幅で​試算している。

  4. OSS / developer toolingの​5%・10%・20%: 該当割合の​統計は​存在しない。​5%・10%・20%は​それぞれ低位・中位・高位シナリオで、​特定の​数字を​正しいと​主張する​ものではなく、​仮定を​変えた​場合に​結果が​どの​程度動くかを​見る​ための​ものである。

  5. 20代の​10〜25%: 実測値ではない。​同じ​Wave 2調査では​18〜24歳が​1%、​25〜34歳が​51%だが、​後者には​30〜34歳と​Exceptional Promiseが​含まれる​ため、​Exceptional Talentでは​低くなると​仮定している。

  6. 日本人の​約0.8%: Home Officeの​公式データを​集計すると、​2020〜2025年の​Global Talent発給の​うち、​main applicant 17,420件に​対して​日本国籍は​139件で​0.80%だった。​ただし​これは​Digital Technology以外の​分野も​Exceptional Promiseも​含む比率であり、​UK外からの​発給のみで、​UK内から​切り​替えた​人は​含まれない。​今回と​同条件の​ユニーク人数を​直接示すものではない。​な​お2026年7月開示の​国籍別FOI(Tech Nation、​申請の​多い​上位国のみ​掲載)に​日本は​登場せず、​日本からの​申請は、​年間で​上位20か​国には​入らない​規模だ。

  7. 最終行の​「少なくとも​1人」: 補足6の​比率を​前行に​単純適用すると​期待値は​1人未満に​なるが、​そこまでの​絞り込み条件でも、​少なくとも​自分と​いう​実例は​ある。​だから​下限は​1人で、​実態も​1人〜数人の​規模だと​見ている。​なお、​公式統計から​「日本人初」と​断定する​ことは​できない。​日本人に​よる​Digital Technology routeの​Exceptional Talent取得例自体は​確認できる。

UKの​移民政策と​Global Talent

UKの​移民政策は​全体と​して​厳格化に​向かっている。2025年5月の​白書は​移民の​抑制を​掲げILRの​標準資格期間を​10年へ​延ばす方​針を​打ち出した。​本文で​触れた​earned settlement協議は​その​一部だ。

ただ​同じ​白書の​中でも​Global Talentなどの​very high talent routesには​逆向きの​施策が​ある。​「very high talent routesで​来る​人を​増やす」​「top scientific and design talentが​Global Talentを​使いやすく​する」と​明記され、​実際に£54Mの​Global Talent Fund優先セクター向けの​ビザ料金払い戻し、​Design industryルートの​新設など、​対象を​広げる​動きが​続いている。​2026年2月からはMACに​よる​talentルートの​レビューも​始まった。

需要も​増えている。​2025年9月に​米国が​H-1Bの​大幅な​費用引き上げを​発表して​以降​問い​合わせの​急増が​報告された36。​Tech Nationへの​申請は​前年比で​14%増えた。​2026年1月には、​Home Officeが​「前例の​ない​量の​申請を​処理している」と​返信したと​いう​報告も​出ている33

加えて、​ILRの​10年化の​予告も​駆け込みを​生んだと​見ている​(移行措置は​未確定だが、​2026年4月から​施行される​可能性が​あるとの​噂も​あった​ため)。​米国からの​流入と​この​駆け込みが​重なった​時期に​申請も​混雑した。

2025年の​提出方​法変更時、​UKVIは​endorsementの​基準は​変えないと​告知した37。​入口の​宣伝と​窓口の​拡大が​進む一方で​申請は​増え、​本文で​触れた​とおりTech Nationの​承認率は​下がった。

Skilled Workerとの​差

UKで​働く​定番ルートがSkilled Workerだ。​雇用主の​スポンサーが​必要な​就労ビザで、​Global Talentとは​別物である。

ILRまでの​年数以外にも​差が​ある。​標準の​年収要件は​2024年に​£26,200から​£38,700へ​上がり、​2025年7月には​£41,700に​なった​(2026年現在も​同額)13

卒業後は​Graduate routeで​2年間UKに​残れる​(PhDは​3年間)。​ただしGlobal Talent / Skilled Workerの​ILRには​カウントされない15。​切り​替えた​時点から​ILRまでの​カウントが​始まる。

さらに​Skilled Workerは​スポンサー企業に​ビザが​紐づく。​レイオフされると​通常60日以内に16次の​スポンサーを​見つけるか​UKを​離れる​ことになる。​そんな​状態で​ILRまでの​5年​(改革案どおりなら​10年)を​走り切るのは​怖い。​Global Talentは​職に​紐づいていないから​職を​失っても​ビザは​そのまま​残る。

特に​若手の​仕事探しは​厳しい。​16〜24歳の​失業率は​16.2%​(2026年第1四半期)。​graduate vacancyには​平均140件の​応募が​来る。​UKの​大学卒業生で​full-timeで​働いていたのは​56.4%​(卒業15か​月後)だった14。​仕事を​見つけるのが​難しい​世代ほど​ビザを​出せる​仕事の​条件まで​厳しくなる。

なぜUKに​残るのか

UKには​問題が​多い。​移民への​風当たりは​年々​強くなっているし、​経済も​好調とは​言えない。​物価は​高く、​テックの​給与は​USには​遠く​及ばない。

それでも​テックで​働く​場所と​しては​良い。​英語圏なので​仕事は​世界の​市場と​地続きだ。​投資も​人も​ロンドンに​集まってくる。​自分は​AIなら​サンフランシスコに​次ぐ​中心地だと​見ている。​DeepMindも​ここに​いる。​OSSも​登壇も​日本語圏の​外に​そのまま​届く。​日本で​働いていた​頃より​明らかに​多くの​チャンスが​流れてくる。

時差も​効く。​ロンドンは​ヨーロッパと​米国の​ちょうど間に​いて、​午前は​ヨーロッパ、​夕方は​米国東海岸、​夜には​西海岸とも​重なる。​OSSでも​仕事でも、​両側との​会話が​ほぼ​同じ​日の​うちに​一周する。


  1. 2022年5月開始。​対象は​卒業年ごとのGlobal Universities Listに​載る​大学を​卒業して​5年以内の​人。​2025年11月に​対象校が​top 50相当から​top 100相当へ​広がり、​リストは​約80校に​倍増した。​期間は​2年​(PhDは​3年)で​延長不可、​ILRには​直接つながらない。

  2. 期間は​2年。​ILRには​直接つながらないが、​期限が​近づいたらUK国内で​Global Talentへ​切り​替えて、​そのまま​滞在を​続ける​ことも​できる。​最初から​Global Talentで​渡英する​必要は​ない。​自分も​妻の​dependantから​Global Talentへ​切り​替えた。​全分​野を​含むHome Officeの​取得者調査でも、​回答者の​30%は​UK国内からの​申請だった。

  3. GOV.UKに​よる​目安。

  4. UX/UIは​対象外で、​従来どおりTech Nationの​管轄

  5. Home Officeの​caseworker guidanceTech Nationの​申請ガイドに​よる。​必須基準と​証拠例も​同資料を​参照した。

  6. Home Officeの​Wave 2調査より。​取得者の​調査回答者4,025人の​内訳は​Talent 37%、​Promise 44%、​残り19%は​区分不明・​その他。​全e​ndorsing bodyの​合算で、​Tech Nation単独の​内訳は​公表されていない。

  7. Talentで​申請し、​Promiseと​して​endorseされた申請者の​報告も​ある。​Promise側の​詳しい​日本語の​体験記と​して、Global Talent Visa​(Exceptional Promise)​取得記も​ある。

  8. GOV.UKの​審査項目には、​career history、​仕事の​international reputationと​impact、​推薦状と​証拠の​強さ、​過去の​仕事の​commercial impactなどが​挙げられている。​管理職である​ことは​要件に​含まれない。

  9. Home Officeの​caseworker guidanceに​よる。​この​資格期間に​数えられるのは、​Global Talentと​一部の​就労ルートでの​滞在だけ。​自分は​2022年から​UKに​住んでいるが、​Studentビザ系の​dependantだった​期間は​カウントされず、​3年は​ここから​やり直しに​なる。

  10. GOV.UKの​IHS料金表に​よる。

  11. continuous residenceの​規定に​よる。​ただしILRも、連続で​2年を​超えて​UKを​離れると​失効する。​それでも、​年単位の​日数管理とは​別次元の​話だ。

  12. 「earned settlement」​改革意見募集は​2026年2月に​終了しており、​まだ​施行は​されていない。

  13. Home Officeの​impact assessmentと、​2026年7月1日更新のImmigration Rulesに​よる。​一般的な​申請者に​適用される​標準額で、​職種別の​going rateの​方が​高ければ​そちらが​必要に​なる。​PhD、​new entrantなどの​例外も​ある。

  14. 16〜24歳の​失業率はONSの​時系列、​応募数はInstitute of Student Employersの​2025年調査に​よる。​卒業後の​進路は、​HESAの​Graduate Outcomesを​基に​したWhat do graduates do? 2025/26から。​2022/23年度に​卒業し、​15か​月後の​調査に​回答した​UK-domiciledの​first-degree卒業生179,675人が​対象。

  15. Immigration Rulesの​Global Talentに​関する​qualifying periodSkilled Workerに​関する​qualifying periodの​どちらにも、​Graduate routeは​対象と​して​含まれていない。​10-year long residenceは​別の​制度。

  16. Home Officeの​cancellation and curtailment guidanceに​よる​運用。

  17. Tech Nationの​申請ガイドに​よる。​内訳にも​決まりが​ある。​MCに​最低2点、​選んだ​OC2つに​最低4点​(1基準あたり2点)。​同じ​証拠を​複数の​基準には​使い回せない。

  18. Immigration Rulesと​Tech Nationの​申請ガイドに​よる。​Promiseでは​キャリア初期である​ことも​見られる。​OC1は​founderまたは​従業員、​OC3も​founderまたは​従業員が​対象で、​Talentに​ある​senior executiveや​board memberの​文言は​ない。

  19. Tech Nationの​2024年レポートに​よる。

  20. founderや​senior executiveは​資金調達や​事業の​成長と​いった​会社の​実績を​リーダーシップの​証拠に​使いやすい。​大きな​会社では​仕事が​チームの​成果に​なりやすく、​NDAも​あるので​個人の​貢献を​外から​見える​証拠に​するのは​難しい。​コミュニティへの​還元が​全員の​必須要件と​いうわけではない​(OC1と​OC3を​選ぶ申請も​できる)。

  21. Tech Nationは​technical applicantの目安と​して、​reputable platformで​open source codeを​公開しsignificant engagementを​得ている​ことを​挙げている。Application Guideにも​repo stars、​download統計、​commitサマリーが​metricsの​例と​して​書かれている。

  22. Immigration Rulesの​原文は​「work beyond the applicant's occupation」。​雇用契約や​報酬の​有無を​境界に​は​していない。

  23. Immigration RulesTech Nationの​公式ガイドに​よる。​公式ガイドは、​別の​目的で​書かれた​手紙の​使い回しも、​テンプレート的な​内容も​認めていない。​な​おImmigration Rulesの​文言は​「3人の​別々の​専門家」で、​caseworker guidanceでは​「別々の​組織」と​表現されている。​自分は​別々の​組織の​3人に​頼んだ。

  24. Home Officeの​FOI開示(2020/21年度)から、​承認÷​(承認+不承認)​・再審査込みで​計算。

  25. Home Officeの​FOI開示(FOI2026/08464、​2026年7月16日)。​再審査で​覆った​分を​含むかは​明記されていない。

  26. body別の​承認率は​2020/21年度を​最後に​公開されていない。​学術系は​4body合算の​indicative figureが​あるだけで、​業界レポートも内訳データの​欠如を​指摘している

  27. UKRI Global Mobility Evidence Report 2025より。​Royal Society / Royal Academy of Engineering / British Academy / UKRIの​合算で、​UKRI自身が​正式統計ではない​indicative figureだと​断っている。​2021〜2023年度は​9割前後で​推移していた。

  28. Arts Council Englandが​メディアに​提供した​累計データより。​2011年からの​累計で、​年に​よる​振れが​大きい​(2020年は​89%)。

  29. 本文の​分数は​Endorsed÷Totalで​計算した。​2025-26年度は​開示表の​Endorsed 587と​Not Endorsed 3,497の​合計が​4,084で、​Totalの​4,087と​3件ずれている​(保留・取下げ分と​みられる)。

  30. Tech Nationの​公式ガイドに​よる。

  31. OSSの​実績で​申請して​不採択に​なり、審査への​批判を​公開している​maintainerも​いる。​コードを​書いて​公開している​ことと、​それが​分野への​価値と​して​審査側に​見える​ことは、​別の​問題だ。

  32. 2025年8月4日から​Tech Nationの​独自ポータルが​廃止され、​申請は​Home Officeに​提出してから​Tech Nationへ​回付される​方​式に​なった​(Tech Nationの​公式FAQ)。​変更前には​数日で​endorsementされた​公開例も​あるが、​個別の​速い例であって​通常処理の​平均ではない。3営業日の​例も​ある。​自分の​申請でも​4/20の​提出から​5/10の​Tech Nationへの​回付まで​20日かかった。

  33. 2026年1月には、​Home Officeの​Global Talent窓口が​「前例の​ない​量の​申請を​処理している」と​遅延を​詫びる​自動返信を​出していた。​gov.uk上に​公式な​告知は​なく、申請者フォーラムへの​転載が​唯一の​公開情報。

  34. GOV.UKに​よる。​UK外からの​申請は​3週間、​UK内からの​申請は​8週間が​目安。

  35. インタビュー記事や​登壇者紹介での​言及が​いくつか​確認できる。​ただし、​いずれも​endorsing bodyの​明示や、​本人に​よる​詳細な​体験記は​ない。

  36. Irwin Mitchellの​報告(2025年9月29日)。​発表直後から​問い​合わせが​目に​見えて​増えたと​している。

  37. 2025年8月の​提出方​法変更に​際しての​UKVIの​文言で、​「The criteria for endorsement will remain the same」。​需要急増を​受けた​2026年の​新しい​声明は、​探した​範囲では​見つから​なかった。

comment on bluesky / twitter
CC BY-NC-SA 4.0 2022-PRESENT © ryoppippi